ボードレールと「雲」とブーダンと (後篇) 本稿は、本稿は、10月26日に書きかけていたもので、「 ボードレールと「雲」とブーダンと (前篇) 」に続くもの(完結篇)です。 できるだけ、ボードレールの「雲」を巡る言葉(詩)を集めるようにしまし ボードレールの詩の中には、むせかえるような官能性から出発して、非物質的な恍惚感、至福感に至るものがある。 「異国の香り(Parfum exotique)」は、その代表的な作品。 目を閉じ、愛する女性の胸に顔を埋める。すると、彼女の身体の熱と香りが、詩人この詩は、ワインに寄せるボードレールの、そんな熱い気持ちが込められた作品なのである。 L'Ame du Vin Charles Baudelaire Un soir, l'âme du vin chantait dans les bouteilles
エリザベト怜美 ボードレールの 悪の華 を読む 表紙の絵は ムンク この詩集 の影響を受けて 彼は マドンナ や 叫び などの代表作を描いた 直接 詩にあてた未出版の挿絵も 画家と詩人の織りなす 世紀末の風景 幾度となく美しいあの夜の月を